通販のオリジナルのぼり旗、3カ月が旗の寿命ってなぜ?

オリジナルのぼり旗は通販でも買える!

通販であってもなくても、のぼり旗の平均寿命は3カ月

せっかくオンリーワンのオリジナルのぼり旗を頼んだのに、旗の寿命を確認したら平均で3カ月程度だと言われてしまった。コレってどうなのだろう?なぜ3カ月しかもたないのだろう。もしかして通販だから、安物を売っているせいなのか~。

初めてのぼり旗をオーダーする人は、その寿命の短さにビックリするかも知れません。中には1年くらいは楽勝でもつだろうと考えている人もいたりします。しかし平均寿命が3カ月程度というのは通販であってもなくても変わりありません。

誤解や偏見をうまないように最初にお伝えしておきましょう。のぼり旗専門店の通販というのは、通販を目的にショップができたわけではありません。昔からやっていたのぼり専門店が、要望に応えて宅配をはじめただけです。

したがって、“通販を利用して金儲けしよう”というような、悪意のあるのぼり専門はありません。わざと寿命の短い製品を作って、利益を増やそうとか、リピーターを増やそうとするのぼり屋さんもいません。

“のぼり旗の寿命が3カ月”であることの理由と対策

のぼり旗は、イベント会場など屋内で使う場合と、屋外で使う場合とでは劣化のスピードが違ってきます。先にお話ししたような実状を踏まえていただいたうえで、のぼり旗の寿命が平均3カ月とされる理由には以下のような事柄が考えられます。

●屋外で使用する場合、雨風・紫外線、大気中のホコリなどにさらされるため、生地が傷みやすくインクも劣化しやすい。

●劣化を防ぐ、あるいは劣化を送らせるためには、たとえば閉店後の夜間などは、屋内に収納するなどの処置をとれば寿命が延びる。

●ごく希に、海外から安い生地やインクを大量に仕入れるなどのやり方でのぼり激安店を経営している会社がある。安価な素材のため、劣化はしやすい。

●コストパフォーマンスの観点から、業界でも「のぼり旗の耐用期間は3カ月が標準」とみている節がある。それ以上品質をあげると販売価格を上げることになる。

●のぼり旗はもともと春夏秋冬の“各シーズン単位で入れ替えること”を前提にしている。3カ月が耐用期間の目安というのはそこからきている。

●3カ月経過すると「インクの色褪せ」、「縫製上のほつれや劣化」、「生地の耐久性の後退」が起る。収納をこまめに行なうか、注文時に2シーズン用(6カ月分)の枚数をオーダーしておくと良い。

のぼり旗の平均耐用期間は、既製品でもオリジナルのぼり旗であっても変わりません。生地の種類と厚さなどによって多少の違いはあります。また印刷のためのインクは、のぼり旗店が独自に調合しているケースもあります。

調合具合で、インクの色の色褪せなどに差が出ることも考えられます。また細かなことを言うと、インクの色の違いで色褪せの度合いが違ってきます。発注先が決まったら相談してみましょう。