
“顔が見えない通販”をどう克服するかがポイント
通販の弱点としてもっとも大きなポイントは、“相手の顔が見えないこと”です。そのため失敗してしまった多くがコミュニケーション不足や意味の取り違えからくるものです。そして次に多いのが、オリジナルのぼり旗を依頼するための完全入稿データのやり取りに関してです。
データ作成に手慣れている利用者なら問題となることは少ないですが、そうでない利用者がオリジナルのデータを作ろうとした場合、不完全になることが多いので、それが原因の失敗となることが多々あります。“絶対にうまくいく”と保証はできませんが、これらの事柄をクリアできればうまくいきます。
●“顔が見えない通販”の克服。
●コミュニケーション不足の解消。
●データ作成で失敗しない。
上記の3点が、うまくいく(=失敗しない)ポイントになります。とくにオリジナルのぼり旗はデザイナー(作者)とのぼり旗製作者との打ち合わせが大事です。“顔の見えない通販”であるが故に起こるコミュニケーション不足ですから、それが起こりにくい、のぼり旗専門店を優先課題として選びましょう。
オリジナルのぼり旗では“専門店を使う”と決める
のぼり旗店にはいくつかの種類があります。その中でものぼりの印刷をメインとしたショップは激安をうたい文句にしているので、専任の担当者やデザイナーが付かず、肉声でのコミュニケーションはほぼ取れません。完全入稿データを受け取ったら、それをそのまま印刷工程に回します。
したがって完成度の高いオリジナルのぼり旗を望むのであれば、激安店への発注は絶対に避けなければなりません。激安店には、先にお話しした3つの要素がすべて絡んでいるので、“絶対にうまくいく確率はゼロ”に近くなります。これは激安店が悪いのではなく、利用者の熟達度合いや使い慣れの問題です。
●激安店はコストを下げるのが大命題なので、電話でのやりとりなど労力がそがれてしまう対応はしない。故に“顔が見えない通販”となりやすく、コミュニケーション不足にもなりやすい。
●激安店は徹底的に無駄な時間を省いて、印刷で売上を伸ばすのが本来の姿だから、不慣れな利用者が作ったデザインデータは嫌われることが多い。完全入稿データが前提となっている。
ではどんなのぼり旗店を選んだら良いかというと、上記のような印刷専門店ではなく、のぼり旗の製作専門店です。製作専門店は、のぼり旗を製作することを本業とする会社ですから、完成したものには高い完成度があり、製品には絶対の自信と誇りをもっています。そうでなければ製作の専門店とは名乗れません。
一般的には「のぼり旗専門店」などと呼ばれ、激安店との見分けがむずかしいのですが、この形態のショップを依頼先に選定しておけば、専任の担当者やデザイナーが付き、電話・メールでの細かなやり取りが可能です。何回修正をかけても、修正代は無料のところもあるので、完成度は必然的に高くなります。
また専門店であれば、面倒でむずかしい完全入稿データなどを作る必要がありません。鉛筆で書き起こしたスケッチやメモ書きを送って電話で打ち合わせするだけで、担当者が仕上り見本(中間チェック)まで仕上げて送信してきてくれます。もちろんその後の納品までも円滑にすすむことが多いです。